一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)では、「がん対策基本法改正案の衆議院での早期審議並びに今国会での成立を求める要望について」を改めて行いますので、お知らせいたします。

「がん対策基本法改正案」については、11月15日の参議院厚生労働委員会において、参議院先議、与野党の全会派一致による委員長提案として上程され可決されるとともに、11月16日の参議院本会議において、参議院厚生労働委員会による提案として上程され、投票総数234名、賛成234、反対0、全会一致により可決されました。

参議院本会議での「がん対策基本法改正案」に関する投票(2016年11月16日)(参議院インターネット中継)

▲参議院本会議での「がん対策基本法改正案」に関する投票(2016年11月16日)(参議院インターネット中継)

参議院本会議での「がん対策基本法改正案」に関する投票(2016年11月16日)(参議院インターネット中継)

▲参議院本会議での「がん対策基本法改正案」に関する投票(2016年11月16日)(参議院インターネット中継)

icon_movie_02 「がん対策基本法改正案」羽生田俊・参議院厚生労働委員会委員長による趣旨説明と投票(2016年11月16日参議院本会議)(参議院インターネット審議中継)

「がん対策基本法改正案」では、「罹患している者の少ないがん及び治癒が特に困難であるがんに係る研究の促進について必要な配慮がなされること」「がんの治療に伴う副作用、合併症及び後遺症の予防及び軽減に関する方法の開発」「緩和ケアが診断の時から適切に提供されるようにすること」「小児がんの患者その他のがん患者が必要な教育と適切な治療とのいずれをも継続的かつ円滑に受けられるようにすること」「事業主は、がん患者の雇用の継続等に配慮するよう努めること」「がん患者に関する国民の理解が深められ、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること」など、がん医療やがん対策の向上と、がん患者や家族の身体的、精神的、社会的な苦痛の軽減などに向けた改正が盛り込まれています。

5年ごとに改定される国の「がん対策推進基本計画」が厚生労働省「がん対策推進協議会」で現在検討されており、「がん対策基本法改正案」の内容が国の「がん対策推進基本計画」に反映されるためには、今国会での成立が不可欠な状況にあります。これを受けて、全国がん患者団体連合会では改めて、「衆議院議員」の皆さまに対して「衆議院での早期審議並びに今国会での成立を求める要望」を行うとともに、この要望活動については全がん連ホームページでも予め公開いたします。全国がん患者団体連合会執行部並びに各地の加盟団体より、国会議員の皆さまに下記内容の要望書を申し入れます。国会議員の皆さまにおかれましては、私たちの声に対してご理解とお力添えを賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

icon_pdf_01 「がん対策基本法改正案」衆議院での早期審議並びに今国会での成立を求める要望(全国がん患者団体連合会/バージョン1)(PDF)

icon_pdf_01「がん対策基本法改正案」衆議院での早期審議並びに今国会での成立を求める要望(全国がん患者団体連合会/バージョン2)(PDF)

 第192回国会(臨時会)参議院議案情報(参議院ホームページ)

 がん対策基本法の一部を改正する法律案「議案情報」(参議院ホームページ)

icon_pdf_01 がん対策基本法の一部を改正する法律案「議案要旨」(PDF)(参議院ホームページ)

icon_pdf_01 がん対策基本法の一部を改正する法律案「提出法律案」(PDF)(参議院ホームページ)