熊本地震により被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげますとともに、被災地のがん患者やご家族の皆さまのご無事を、心よりお祈り申し上げます。

熊本地震で被災されたがん患者やご家族の皆さまへの情報提供のページです。随時更新してまいります。被災地のがん患者やご家族の皆さまで、私たちがん患者団体で何か助けとなること、欲しい情報などがありましたら、>>全国がん患者団体連合会事務局 までご連絡をいただければと存じます。

■[2016年4月24日日曜日]
国立がん研究センターがん情報サービス「山口県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査」

国立がん研究センターがん情報サービス「平成28年熊本地震に関する情報」が更新され、「山口県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査」が掲載されています。がん診療連携拠点病院に関する「患者さんの相談窓口(がん相談支援センター)」「医療機関向けの他院からの患者受け入れ窓口」「受け入れ状況」が掲載されています。

>>平成28年熊本地震に関する情報(国立がん研究センターがん情報サービス)

PDFファイル山口県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査(PDF)(平成28年4月22日現在)(国立がん研究センターがん情報サービス)

■[2016年4月24日日曜日]
国立がん研究センターがん情報サービス「大分県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査」

国立がん研究センターがん情報サービス「平成28年熊本地震に関する情報」が更新され、「各病院の受け入れ対応状況」が掲載されています。がん診療連携拠点病院に関する「患者さんの相談窓口(がん相談支援センター)」「医療機関向けの他院からの患者受け入れ窓口」「受け入れ状況」が掲載されています。

>>平成28年熊本地震に関する情報(国立がん研究センターがん情報サービス)

PDFファイル大分県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査(PDF)(平成28年4月22日現在)(国立がん研究センターがん情報サービス)

■[2016年4月23日土曜日]
日本癌治療学会「地震被災地のがん患者さんの受け入れ等につきまして」

日本癌治療学会ホームページにて「地震被災地のがん患者さんの受け入れ等につきまして」が掲載されています。武蔵野赤十字病院(東京都)について、「悪性リンパ腫,胃がん,大腸がん,乳がん,婦人科がん,原発不明がん」について、被災地のがん患者さんが被災により、被災地以外の施設で診療を継続することを希望する際の情報となります。

>>日本癌治療学会「地震被災地のがん患者さんの受け入れ等につきまして」

■[2016年4月21日木曜日]
日本乳癌学会「被災地以外の施設(認定施設)での受け入れ状況」

日本乳癌学会ホームページにて「被災地以外の施設(認定施設)での受け入れ状況」が掲載されました。被災地の乳がん患者さんが被災により、被災地以外の施設で診療を継続するにあたり必要となる情報として、「病院名」「受け入れ可能診療内容」「問合せ先」などが一覧表で掲載されています。

>>日本乳癌学会震災関連記事のページ

PDFファイル被災地以外の施設(認定施設)での受け入れ状況(PDF)(平成28年4月19日現在まとめ)(日本乳癌学会)

■[2016年4月21日木曜日]
国立がん研究センターがん情報サービス「各病院の受け入れ対応状況」

国立がん研究センターがん情報サービス「熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報」が更新され、「各病院の受け入れ対応状況」が掲載されました。国指定および県指定のがん診療連携拠点病院等の、がん相談支援センター、化学療法、放射線治療、緩和ケア(がんの痛み、苦痛緩和への対応)の対応状況が掲載されています。

>>熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報(国立がん研究センターがん情報サービス)

PDFファイル熊本県の病院におけるがん患者さんの受け入れ体制調査(PDF)(平成28年4月20日午前11時現在)(国立がん研究センターがん情報サービス)

■[2016年4月21日木曜日]
聖路加国際病院「熊本地震に関する相談対応」

聖路加国際病院ホームページにて「熊本地震に関する相談対応についてのお知らせ」が掲載されました。「東京での医療機関調整などお困りの際にはお問合せください」とされています。

PDFファイル熊本地震に関する相談対応についてのお知らせ(PDF)(聖路加国際病院)

【参考】聖路加国際病院相談・支援センター医療連携室・がん相談支援室
(平成28年4月21日時点、聖路加国際病院ホームページより)

電話:03-5550-7105(直通)[月~土 8:30-17:00]

■[2016年4月20日水曜日]
国立がん研究センター「熊本地震関連情報」

国立がん研究センターホームページにて、「熊本地震関連情報」が掲載されましたので、お知らせいたします。「被災がん患者さんとご家族の相談窓口」「災害時の対応に関する情報」などが掲載されています。

>>国立がん研究センター「熊本地震関連情報」

【参考】熊本地震に関する国立がん研究センターにおける相談窓口
(平成28年4月20日時点、国立がん研究センターホームページより)

がん患者さんやご家族など、国立がん研究センターを受診している患者さん以外のどなたでも相談できます。

TEL:0570-02-3410
受付時間:平日10時~15時(土日祝日、12月29日~1月3日を除く)
九州地区などのがん相談支援センターと連携して対応

■[2016年4月20日水曜日]
社会医療法人博愛会相良病院「乳がんで治療中のみなさまへ」

国が指定する特定領域がん診療連携拠点病院(乳がん)である社会医療法人博愛会相良病院(鹿児島市松原町3-31)では、熊本地震により乳がん治療をこれまで通り継続できない方、ご心配の方を対象に、相談や受け入れを行っています。

>>社会医療法人博愛会相良病院ホームページ

PDFファイル「熊本地震で被災された皆様/乳がんで治療中のみなさまへ」(PDF)(社会医療法人博愛会相良病院)

【参考】社会医療法人博愛会相良病院地域連携室
(平成28年4月20日時点、相良病院ホームページより)

TEL : 099-216-3360

■[2016年4月20日水曜日]
総務省「熊本地震で被災された方の行政相談」

総務省では、「どんな行政の支援策があるか知りたい」「困っているが、どこに相談したらよいかわからない」など、熊本地震で被災された方を対象とした行政相談を実施しています。熊本行政評価事務所ではフリーダイヤル(熊本県内専用)も4月20日正午より開設します。

PDFファイル「平成28年熊本地震」で被災された方の行政相談を受け付けます(PDF)(総務省)

【参考】総務省「平成28年熊本地震で被災された方の行政相談」
(平成28年4月20日時点、総務省ホームページより)

電話:0570-090110(この番号に電話すると、近くの管区行政評価局・行政評価事務所につながります)
フリーダイヤル:0120-110-430 (災害専用フリーダイヤル・熊本県内専用)(4月20日正午から開設)

■[2016年4月20日水曜日]
災害看護「命を守る知識と技術の情報館」(兵庫県立大学大学院看護学研究科)

兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラムでは、災害看護に関するホームページを公開していますので、お知らせいたします。「災害の時期で探す」「人で探す(役立ちマニュアル)」から情報を探すことができ、「がん患者編」が公開されています。

>>災害看護「命を守る知識と技術の情報館」(兵庫県立大学大学院看護学研究科)
>>災害看護「がん患者編」

■[2016年4月19日火曜日]
熊本地震で処方箋なしでも服薬中だった薬の受け取りが可能に

平成28年4月18日付で、厚生労働省より事務連絡「平成28年熊本地震の被災に伴う保険診療関係等及び診療報酬の取扱いについて」が通知されましたので、お知らせいたします。この中で、患者が処方せんを持参せずに調剤を求めてきた場合、一定の条件を満たせば、服薬中だった薬を受け取ることができるようになりました。事務連絡中の当該部分は、次の通りです。

2.保険調剤の取扱い

(2)患者が処方せんを持参せずに調剤を求めてきた場合については、事後的に処方せんが発行されることを条件として、以下の要件のいずれにも該当する場合には、保険調剤として取り扱って差し支えない。

ア 交通の遮断、近隣の医療機関の診療状況等客観的にやむをえない理由により、医師の診療を受けることができないものと認められること。
イ 主治医(主治医と連絡が取れない場合には他の医師)との電話やメモ等により医師からの処方内容が確認できること。また、医療機関との連絡が取れないときには、服薬中の薬剤を滅失等した被災者であって、処方内容が安定した慢性疾患に係るものであることが、薬歴、お薬手帳、包装等により明らかな場合には、認めることとするが、事後的に医師に処方内容を確認するものとすること。

PDFファイル平成28年熊本地震の被災に伴う保険診療関係等及び診療報酬の取扱いについて(PDF)(日本薬剤師会ホームページ掲載)

■[2016年4月19日火曜日]
国立がん研究センターがん情報サービス「熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報」

国立がん研究センターがん情報サービスにて、「熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報」が掲載されましたので、お知らせいたします。「熊本県・大分県のがん相談支援センターの相談対応状況」などが掲載されています。災害への対応のため、一部のがん相談支援センターではがん相談対応を一時停止している場合がありますので、ご留意ください。

>>熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報

【参考】熊本県内のがん診療連携拠点病院のがん相談支援センター一覧
(平成28年4月19日時点、国立がん研究センターがん情報サービスより)

その病院を受診しているがん患者さん以外のがん患者さんでも相談できます。対応曜日・時間は平日の昼間が中心です。災害への対応のため、一部のがん相談支援センターではがん相談対応を一時停止している場合がありますので、ご留意ください。その他のがん相談支援センターは >>がん情報サービス「がん相談支援センターを探す」 をご参照ください。

  • 熊本大学医学部附属病院「がん相談支援センター」
    熊本市中央区本荘1-1-1 直通096-373-5676
  • 熊本医療センター「地域医療連携室がん相談支援センター」
    熊本市中央区二の丸1-5 代表096-353-6501(内線)5925
  • 熊本市立熊本市民病院「がん相談支援センター」
    熊本市東区湖東1-1-60 直通096-365-1864
  • 熊本赤十字病院「がん相談支援センター」
    熊本市東区長嶺南2-1-1 代表 096-384-2111(内線)6870
  • 済生会熊本病院「がん相談支援センター」
    八代市竹原町1670 代表0965-33-4151(内線)292
  • 人吉医療センター「相談支援センター」
    人吉市老神町35 代表0966-22-2191(内線)240
  • 荒尾市民病院「がん相談支援センター」
    荒尾市荒尾2600 代表0968-63-1115(内線)536

なお、全国がん患者団体連合会では国立がん研究センター理事長宛に >>熊本地震に関する適切かつ迅速な情報提供と支援のお願い を提出いたしました。これに対して国立がん研究センターでは4月19日に >>熊本県熊本地方を震源とする地震に関する情報を掲載いただきました。都道府県がん診療連携拠点病院のネットワークなどを通じて情報収集を進めており、今後 >>がん情報サービス などを通じて随時、情報を掲載、更新していただけるとのことです。国立がん研究センターで迅速なご対応をいただいたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。

■[2016年4月18日月曜日]
日本感染症学会「避難所における感染対策マニュアル」

日本感染症学会ホームページにて、東日本大震災の際の情報として、「避難所における感染対策マニュアル」などが掲載されていますので、お知らせいたします。抗がん剤治療による好中球減少などにより、がん患者さんは易感染状態である場合がありますので、ご活用ください。

>>日本感染症学会ホームページ「災害と感染症対策」

PDFファイル感染予防のための8ヵ条(PDF)(日本感染症学会)

PDFファイル避難所における感染対策マニュアル(PDF)(日本感染症学会)

■[2016年4月18日月曜日]
「自然災害発生後のがん対処法━がん患者と介護者のためのQ&A」のページ

「チームオンコロジー.com」ホームページにて、東日本大震災の際の情報として、「自然災害発生後のがん対処法━がん患者と介護者のためのQ&A」が掲載されていますので、お知らせいたします。なお、原文は米国のACS(American Cancer Society)が作成したものであり、日本の医療事情と異なる記載が一部ありますので、ご注意ください。

>>自然災害発生後のがん対処法━がん患者と介護者のためのQ&A

■[2016年4月17日日曜日]
日本乳癌学会ホームページ「震災関連記事」のページ

日本乳癌学会ホームページにて、東日本大震災の際の情報として、「自然災害発生後のがん対処法-乳がん患者と介護者のためのQ&A-」「乳がん化学療法およびホルモン療法を受けておられる方へ」が掲載されていますので、お知らせいたします。なお、「治療薬剤に関する情報」東日本大震災の当時の情報であり、現在の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意下さい。

>>日本乳癌学会ホームページ「震災関連記事」のページ

■[2016年4月17日日曜日]
日本乳癌学会からの情報提供

日本乳癌学会より情報提供をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。以下、情報です。

現在、熊本在住の医療者と連絡を取りながら、どんなご支援ができるか検討を開始しているところです。

まず、現時点では、交通手段が限られているので、①熊本県内で対応できること、②九州エリア内で対応できること、③全国に分け、(1)手術、化学療法等、入院や継続治療が必要であるが、現在かかっている医療機関で継続困難な方の転院先確保、(2)ある程度時間の余裕があるホルモン剤等処方が必要な患者で一次的な転院が必要な患者さん、(3)乳房に何か異常があり、受診を必要としているが、エリア外での受診が必要な患者等の受け入れができるか否か、などの対応を認定施設に呼びかけ、学会内に緊急プロジェクトチームを設けて対応開始したところです。

今後、随時、ホームページなどで情報を発信してまいります。

■[2016年4月16日土曜日]
放射線治療中の方へ

唐澤久美子先生(東京女子医大放射線腫瘍科)より情報提供をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。以下、情報です。

放射線治療再開の可能性は施設によって違います。一概には言えないので、掛かってる施設に尋ねてください。何日休めるかも病気と病状によって違います。慌てずに月曜以降に担当医とご相談ください。

■[2016年4月16日土曜日]
被災された血液がん患者さん(リンパ腫・白血病など)が注意すべき事項について

森勇一先生(佐久医療センター血液内科)より情報提供をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。以下、情報です。

  • 慢性骨髄性白血病の薬(グリベック=イマチニブ、タシグナ、スプリセル、ボシュリフ)は継続が望ましいですが、手に入らなければ減薬・休薬は可能です。1日1~2錠で細く長く続けるのが良いと思います。慢性骨髄性白血病なら、再燃しても内服を再開すれば再度寛解にできる可能性が高いです。フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病はやや難しいですが原則は同じです。
  • 免疫抑制剤も同量で継続が望ましいです。手に入らない場合は、急に中断するよりは、減量してでも細く長く続ける方が病状の悪化は少ないと思います。とはいえ、同種移植後GVHDや拒絶反応だと、2割以上の減量は避けたいところです。優先的に医療にアクセスしていただくべきと考えます。
  • リンパ腫や白血病への抗がん剤をどうするかは、病状により大きく異なります。治療を行っている医療機関と相談できるなら、個々に相談したほうが良いです。医療機関にアクセス出来ないときは、原則的には中断が良いと思いますが、リンパ腫・白血病悪化のリスクと背中合わせになるのが難しいところです。
  • 抗がん剤や免疫抑制剤を使用中の方は、被災後の後片付けで屋外に出るのは避けたほうが良いです。木材の中のカビ(アスペルギルス)を吸い込んで難治性の肺炎になったり、怪我をしたときに土中の嫌気性菌で重症感染を起こしたりする危険があるからです。
  • 抗がん剤・免疫抑制剤・副腎皮質ホルモン剤を使用中で、避難所で生活している方は、ウィルス感染予防のため、マスクがあればマスクをしてください。発熱した場合、抗がん剤は直ちに中断すべき(腫瘍熱の可能性は残りますが…)ですが、免疫抑制剤と副腎皮質ホルモン剤は、急に中断しないでください。
  • 骨髄抑制期の注意。人ごみではマスクを。食べ物は悪くなったものは避けて。屋外作業も避ける。38度以上の発熱時は抗生剤使用が望ましいです。点滴可能なら抗緑膿菌性のペニシリンかセフェムを極量。不可能ならクラビットなどキノロン系経口剤を。オーグメンチンが追加出来ればなお良いです。

■[2016年4月16日土曜日]
冊子「大規模災害に対する備え~がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ」

国立がん研究センターがん情報サービスにて、冊子「大規模災害に対する備え~がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ」が公開されていますので、お知らせいたします。冊子は、東日本大震災のような大規模災害が起こった時に備えて、がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族に役立つことを目的として、厚生労働科学研究費補助金地域医療基盤開発推進研究事業「被災地に展開可能ながん在宅緩和医療システムの構築に関する研究」班により作成されたものです。

>>[リンク]冊子「大規模災害に対する備え~がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ」

■[2016年4月16日土曜日]
熊本地震で保険証なくとも保険適用

平成28年4月15日付で、厚生労働省保険局医療課より事務連絡「平成28年熊本県熊本市の地震による被災者に係る保険証等の提示等について」が、通知されましたのでお知らせいたします。

通知では、「被保険者が被保険者証等を紛失あるいは家庭に残したまま避難していることにより、保険医療機関等に提示できない場合も考えられることから、この場合においては、氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、被用者保険の被用者にあっては事業所名、国民健康保険又は後期高齢者医療制度の被保険者にあっては住所(国民健康保険組合の被保険者については、これらに加えて、組合名)を申し立てることにより、受診できる取扱いとする」とされています。

PDFファイル 事務連絡「平成28年熊本県熊本市の地震による被災者に係る保険証等の提示等について」(PDFファイル)(厚生労働省九州厚生局)