>>「がんにおける緩和ケアの更なる推進に関する要望書」(PDF)
>> 「がんにおける緩和ケアの更なる推進に関する要望書」別紙(PDF)
一般社団法人全国がん患者団体連合会では「がんにおける緩和ケアの更なる推進に関する要望書」を厚生労働大臣、厚生労働副大臣、厚生労働省健康局長、厚生労働省がん・疾病対策課長、厚生労働省「がんの緩和ケアに関する部会」部会長宛に、2021年8月25日付で送付・提出いたしましたので、ご報告します。
がんの緩和ケアについては、がん対策において重点課題として推進されてきましたが、国のがん対策推進基本計画中間評価では「身体的苦痛や精神心理的苦痛の緩和が十分に行われていないがん患者が3~4割ほどいる」とされるなど、緩和ケアの質について施設間、医療者間、地域間で格差がある状況があります。
未だ身体的苦痛や精神心理的苦痛の緩和が十分に行われていない状況は看過できるものではなく、がん患者とその家族が均しく苦痛を軽減されるためには、従来の施策に対する評価、診療体制も含めた抜本的な見直しを行い、「誰も取りこぼすことがない緩和ケアシステムを構築すること」が必要と考えられます。
現在、厚生労働省においては「がんの緩和ケアに係る部会」(座長:中川恵一・東京大学大学院医学系研究科特任教授)が開催されていますが、9月3日(金)に開催される部会において添付、全国がん患者団体連合会からの要望書を部会参考資料等として取り上げていただきたく、ここに要望いたします。