一般社団法人全国がん患者団体連合会(事務局:神奈川県横浜市、理事長:天野慎介、以下「全がん連」)は、楽天メディカルジャパン株式会社(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、会長兼最高経営責任者:三木谷浩史、以下「楽天メディカル社」)と楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)が運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」と協力して、「がん患者さんが安心して旅行を楽しむためのプロジェクト」を2月4日の世界対がんデー(World Cancer Day)にあわせて開始しましたので、お知らせいたします。
現在、日本人のおよそ2人に1人ががんに罹患するとされている中で、多くの社会的課題が存在しています。この状況を踏まえ昨年、全がん連と楽天メディカル社は、幅広い業界と垣根を越えて、がんの患者さんがより良い生活を送れる社会の実現を目指す「がん克服宣言」を表明しました。この取り組みの一環として、全がん連が加盟団体を通じてがん患者さんの旅行ニーズを調査(※)したところ、「がんを患っていることで、旅行をあきらめた、行き先を変えたことがある」という回答が全体の半数以上に上ることがわかりました。全がん連、楽天メディカル及び楽天は、同調査で明らかになったがん患者さん特有の旅行へのニーズに応え、がんになってもがんの治療中や治療後も後も安心して旅行を楽しんでもらうことを目的とした「旅行から、がん克服」と題したプロジェクトを共同で立ち上げました。
■旅行から、がん克服プロジェクト(「楽天トラベル」内)
https://travel.rakuten.co.jp/special/medical/
「旅行から、がん克服」プロジェクトでは、がん患者さんの体験談や、旅行をしたいがん患者さんが多く抱える課題、ニーズに応えるための情報を収集し、「楽天トラベル」を通じて発信します。また、全がん連から各加盟患者団体にも同サイトを積極的に紹介し、がん患者さんに向けた認知向上を図ります。さらに、今後は本プロジェクトに賛同する宿泊施設を募集し、がん患者さんの受け入れに役立つ研修や、ニーズに応えられるサービスの提案を行っていくことも検討しています。皆さまのご理解とご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
※「がん患者の旅行ニーズ調査結果」2019年、全がん連による調査
https://travel.rakuten.co.jp/special/medical/contents.html