一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)では、公益財団法人がん研究振興財団との共催で「がん患者学会2015」を開催することとなりました。全国のがん患者団体が集まり交流を深めつつ、現在のがん医療やがん対策の課題について学び、患者団体が取り組むべきことについて議論することを目的としています。参加団体については公募、選考を行い、旅費について一部助成させていただきます。下記、【1】プログラム 【2】参加団体募集要項 をご参照いただき、関心のある全国のがん患者団体の皆さまの参加をお待ちしております。
▲国立がん研究センター (中央病院)
【1】「がん患者学会2015」プログラム
・日時 : 2015年12月19日(土)~20日(日)
・会場 : 国立がん研究センター・国際研究交流会館(東京都中央区築地5-1-1)
・対象 : 全国のがん患者団体
・会費 : 無料(旅費について一部助成)
・主催 : 一般社団法人全国がん患者団体連合会/公益財団法人がん研究振興財団
・実行委員長 : 松本陽子(全国がん患者団体連合会副理事長)
■12月19日(土)プログラム概要
- 10:00~11:20 導入プログラム(希望者のみ対象 途中からの参加も可)
これまでの国のがん対策と、そこに患者団体がどのように関わってきたのかを学びます。 - 12:30~19:00 正式プログラム
9つのテーマを設け、それぞれの領域の専門家から「課題」について学びます。 講演は20分程度、質疑応答は5分程度です。 14:40~15:40は、がんサバイバーシップについて考えます。 がん研究振興財団が取り組んでいる「がんサバイバーシップ研究支援事業」で、今年度支援の対象となった研究について発表していただきます。
■12月20日(日)プログラム概要
- 9:00~16:30 正式プログラム
前日に引き続き9つのテーマを取り上げ「対策」についてディスカッションします。 テーマごとに、前日に講師から示された「課題」を踏まえつつ、参加者がそれぞれの取り組みや意見を発表し、全体でディスカッションを行います。 発表団体は、各テーマ2~3団体で、事前に希望をうかがい事務局で調整します。 それぞれの領域ごとの意見をまとめ、最終ディスカッションで協議します。
■12月19日(土)プログラム詳細
時間 | 分 | 内容 | 講師(敬称略) |
---|---|---|---|
10:00 ~10:10 | 10 | オリエンテーション | |
10:10 ~10:50 | 40 | 導入プログラム 1 日本のがん対策 ~過去、現在、未来へと~ | Office Hayashi 代表 林昇甫(医師) (元厚生労働省大臣官房付企画官) |
10:50 ~11:20 | 30 | 導入プログラム 2 がん対策への患者団体の関わり ~5年後の私たちに向けて~ | (一社)全国がん患者団体連合会 理事長 天野慎介 |
11:20 ~12:30 | 70 | 昼食休憩・受付 | |
12:30 ~13:00 | 30 | 開会式 | (挨拶) ・(公財)がん研究振興財団 専務理事 外山千也 ・がん患者学会2015 実行委員長 松本陽子 (来賓挨拶) ・国会がん患者と家族の会 世話人代表 尾辻秀久 ・厚生労働省がん・疾病対策課 がん対策推進官 秋月玲子 |
13:00 ~13:30 | 30 | テーマ1 「緩和ケアについての課題」 | 帝京大学医学部緩和医療学講座 教授 有賀悦子 |
13:30 ~14:00 | 30 | テーマ2 「がん検診と啓発についての課題」 | 国立がん研究センターがん予防・検診研究センター 検診研究部長 齋藤博 |
14:00 ~14:30 | 30 | テーマ3 「がん教育についての課題」 | 日本女子体育大学体育学部 スポーツ健康学科准教授 助友裕子 |
14:30 ~14:40 | 10 | 休憩 | |
14:40 ~15:40 | 60 | がんサバイバーシップ | 座長:(公財)がん研究振興財団 専務理事 外山千也 |
(14:40 ~14:55) | 15 | がん患者の就労支援と経済負担問題 ・我が国における雇用政策の課題 ・電話相談による介入効果の検証 | (一社)CSRプロジェクト 代表理事 桜井なおみ |
(14:55 ~15:10) | 15 | がんサバイバーシップにおける食事支援 | 国立がん研究センター中央病院 栄養管理室長 宮内眞弓 |
(15:10 ~15:25) | 15 | 理美容師に向けた外見ケアの教育プログラム | 国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援室 藤間勝子 |
(15:25 ~15:40) | 15 | がん患者のインターネットによる情報発信について | 若年性がん患者団体STAND UP!! 畠山枝李馨 |
15:40 ~16:10 | 30 | テーマ4 「がん登録についての課題」 | 国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部 診療実態調査室長 柴田亜希子 |
16:10 ~16:40 | 30 | テーマ5 「希少がんについての課題」 | 国立がん研究センター乳腺・腫瘍内科 下井辰徳 |
16:40 ~16:50 | 10 | 休憩 | |
16:50 ~17:20 | 30 | テーマ6 「がん研究・臨床試験の課題」 | 国立がん研究センター 企画戦略局長 藤原康弘 |
17:20 ~17:50 | 30 | テーマ7 「小児がん・AYA世代のがんについての課題」 | 国立成育医療研究センター 小児がんセンター長 松本公一 |
17:50 ~18:20 | 30 | テーマ8 「医療費についての課題」 | 国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部長 福田敬 |
18:20 ~18:50 | 30 | テーマ9 「これからのがん医療への課題」 | 日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科部長 勝俣範之 |
18:50 ~19:00 | 10 | 事務局からのお知らせ |
■12月20日(日)プログラム詳細
時間 | 分 | 内容 | 講師(敬称略) |
---|---|---|---|
09:00 ~09:10 | 10 | オリエンテーション | |
09:10 ~09:40 | 30 | テーマ1 「緩和ケアについて」 | 進行:松本陽子、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
09:40 ~10:10 | 30 | テーマ2 「がん検診と啓発」 | 進行:桜井なおみ、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
10:10 ~10:20 | 10 | 休憩 | |
10:20 ~10:50 | 30 | テーマ3 「がん教育について」 | 進行:三好綾、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
10:50 ~11:20 | 30 | テーマ4 「がん登録について」 | 進行:天野慎介、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
11:20 ~11:30 | 10 | 休憩 | |
11:30 ~12:00 | 30 | テーマ5 「希少がんについて」 | 進行:眞島喜幸、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
12:00 ~13:00 | 60 | 昼食休憩 | |
13:00 ~13:30 | 30 | テーマ6 「がん研究・臨床試験について」 | 進行:桜井なおみ、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
13:30 ~14:00 | 30 | テーマ7 「小児がん、AYA世代のがんについて」 | 進行:三好綾、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
14:00 ~14:10 | 10 | 休憩 | |
14:10 ~14:40 | 30 | テーマ8 「医療費について」 | 進行:眞島喜幸、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
14:40 ~15:10 | 30 | テーマ9 「これからのがん医療への課題」 | 進行:松本陽子、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
15:10 ~15:20 | 10 | 休憩 | |
15:20 ~16:20 | 60 | ディスカッション 「第3期がん対策推進基本計画へ向けて」 ※テーマ1~9の報告を踏まえ、参加者全員でディスカッション | 進行:天野慎介、参加者より1名 パネリスト:参加者より3名 |
16:20 ~16:30 | 10 | 閉会の挨拶 |
※プログラムの企画については、「がん患者学会2015プログラム委員会」(委員:天野慎介、桜井なおみ、眞島喜幸、松本陽子、三好綾)が担当しております。
※やむを得ない事情により、講師や登壇者、プログラム内容が変更になる可能性がありますのでご了承ください。
【2】「がん患者学会2015」参加団体募集要項
■「がん患者学会2015」開催の目的
- 全国のがん患者団体で活動している方が、がん医療や患者・家族の支援に関する課題を学び、今後のより良い対策について議論すること
- 参加して得た知識や情報を、それぞれの団体での取り組みに反映し、国や各地域でのがん対策に活かしていくこと
■応募資格
- がん患者学会2015(2015年12月19日(土)~20日(日))の全日程に参加できること
- がん患者と家族が主体となって構成される団体(※)の代表、もしくは団体から推薦された会員であること
- 特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体は不可
- 特定の政治団体、宗教団体を支持する団体は不可
- 法人格の有無は問いませんが、定款、会則等が明確であること
- 直近1年以内に活動実績があること
- 参加後に、得た知識や情報を各団体での取り組みに反映し、国や地域でのがん対策に活かすための活動を行えること
- 運営に関しての主催者の指示を守っていただくこと
※上記応募資格をお守りいただけない場合、参加取り消しや助成金の返還などを求める場合がありますので、ご了承ください。
■助成内容・応募方法
- タイプA(最大50団体 各団体から1人まで)
旅費について、参加団体の所在地に基づき、下記のとおり一部助成します。全日程[19日(土)12:30~19:00、20日(日)9:00~16:30]への参加が必須となります。地域 都道府県 助成金額 北海道 24.000円 東北 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島 29,000円 関東 群馬・栃木・茨城 16,000円 東京都内 助成はありません 首都圏 埼玉・千葉・神奈川 5,000円 北信越 新潟・富山・石川・福井・山梨・長野 25,000円 東海 静岡・愛知・岐阜・三重 19,000円 関西 滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山 21,000円 中四国 岡山・広島・山口・島根・鳥取・愛媛・徳島・高知・香川 25,000円 九州 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島 25,000円 沖縄 25,000円 ※助成金額は各地拠点からの早割料金、パック料金などを基に算出しております。十分な助成ではありませんが、ご理解をお願いいたします。学会終了後にお振込みとさせて頂きます。
- タイプB(最大50団体 各団体から最大2人まで)
助成はありません。旅費等について全額自己負担でのご参加です。
19日または20日のどちらか1日のみの参加も可能としますが、19日の参加をお勧めします。
20日のパネルディスカッションの進行役、パネリストは、タイプAの参加者を優先します。
各団体につき、タイプA・タイプBを合わせて、最大3人まで参加が可能です。
■選考
- 募集期間 : 2015年10月30日(金)10時~11月13日(金)17時
- 提出先 : 全国がん患者団体連合会事務局へメールまたはFAXで申し込み
メール:office@zenganren.jp FAX:03-6683-2273 - 提出書類:申込書、推薦状(参加者が団体代表者でない場合のみ)
申込書(PDF)
推薦状(PDF)
申込書(Word)
推薦状(Word) - 主催団体と外部有識者で構成する選考委員会による選考を行い、結果は11月16日を目処にご連絡します。なお、応募多数になった場合、全国がん患者団体連合会加盟団体の参加を優先させて頂くことがあることをご了承ください。
■全国がん患者団体連合会「賛助会員」のご参加について
12月10日(木)18時締切です。
全国がん患者団体連合会賛助会員のみなさまは、オブザーバーとしてご参加いただけます。賛助会員としての申込み、会費納入が必要です。賛助会員としての手続きが完了した方には、参加申込み書をお送りします。
■当日の取材について
12月17日(木)17時締切です。
2日間全プログラムを通じて、取材をお受けします。
取材を希望される場合は、事前に事務局までご連絡をお願いいたします。
事前連絡のない方の取材はお受けできかねます。
■お問合せ先
一般社団法人全国がん患者団体連合会 がん患者学会事務局
東京都世田谷区中町2-21-12
なかまちNPOセンター内 office@zenganren.jp