一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)では、国立がん研究センター希少がんセンター、特定非営利活動法人日本がん登録協議会、一般社団法人日本希少がん患者会ネットワークとの共催により、「がん患者学会2018」を開催いたしますので、お知らせいたします。全国各地のがん患者団体やがん患者支援に関わっている皆さまにお集まりいただき、共に課題について学び、各地の取り組みを共有、議論しながらより良いがん医療とがん患者支援を考える機会としたいと思っております。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
▲がん患者学会2017(2017年12月開催/大阪国際がんセンターにて)
【1】「がん患者学会2018」プログラム
・日時 : 2018年12月15日(土)~16日(日)
・会場 : 国立がん研究センター新研究棟1階セミナルームA・B
・対象 : 全国のがん患者・家族の交流、支援を行っている患者団体や個人
・会費 : お一人2,000円(全がん連加盟団体からの参加者は無料/その他参加者に旅費の一部助成あり)
・主催 : 一般社団法人全国がん患者団体連合会
・共催 : 国立がん研究センター希少がんセンター、特定非営利活動法人日本がん登録協議会、一般社団法人日本希少がん患者会ネットワーク
■12月15日(土)プログラム
- 家族性腫瘍、難治がんや希少がんに関わる課題などについて学び、今後へ向けての議論を行います。
時間 | 分 | 内容 | 講師等 |
---|---|---|---|
10:00~10:10 | 10 | オリエンテーション | |
10:10~10:40 | 30 | 「GINA法と遺伝カウンセリングについて」(仮題) | 田村智英子氏(FMC東京クリニック) |
10:40~11:10 | 30 | 「家族性腫瘍について」(仮題) | 田中屋宏爾氏(独立行政法人国立病院機構岩国医療センター) |
11:10~11:30 | 20 | 質疑応答・ディスカッション | 田村智英子氏(FMC東京クリニック) 田中屋宏爾氏(独立行政法人国立病院機構岩国医療センター) |
11:30~12:30 | 60 | 昼食休憩・受付 | |
12:30~12:50 | 20 | 開会式 | |
12:50~13:30 | 40 | 講演1「難治がん」(仮題)(30分講演+10分質疑応答) | 眞島喜幸氏(NPO法人パンキャン・ジャパン理事長/一般社団法人日本希少がん患者会ネットワーク理事長) |
13:30~14:10 | 40 | 講演2「難治がん」(仮題)(30分講演+10分質疑応答) | 間野博行氏(国立がん研究センター理事・研究所所長) |
14:10~14:30 | 20 | 休憩 | |
14:30~15:10 | 40 | 講演3「希少がん」(仮題)(30分講演+10分質疑応答) | 大西啓之氏(NPO法人キュアサルコーマ理事長/一般社団法人日本希少がん患者会ネットワーク副理事長) |
15:10~15:50 | 40 | 講演4「希少がん」(仮題)(30分講演+10分質疑応答) | 西田俊朗氏(国立がん研究センター中央病院病院長) |
15:50~16:05 | 15 | 休憩 | |
16:05~18:15 | 130 | J-CIPセミナー 「テーマ:希少・難治がんをいかにがん登録で把握していくのか(仮題)」 日本がん登録協議会と全国がん患者団体連合会との共催プログラムです | |
(16:05~16:45) | (40) | 講演1(30分講演+10分質疑応答) | 調整中 |
(16:45~17:25) | (40) | 講演2(30分講演+10分質疑応答) | 調整中 |
(17:25~17:40) | (15) | 休憩 | |
(17:40~18:15) | (35) | 全体ディスカッション(1日の振り返り) | |
18:15~18:30 | 15 | 1日のまとめ |
■12月16日(日)プログラム
- 16日の午前中は分科会形式でそれぞれのテーマについて、現状の課題や参加団体の取り組みの事例を共有するとともに、今後へ向けての議論を行います。
時間 | 分 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
8:50~9:00 | 10 | オリエンテーション | |
9:00~10:00 | 60 | グループディスカッション1「分科会ごとの現状と課題」 【1】がん政策 【2】ピアサポート 【3】がんサバイバーシップ 【4】緩和ケア 【5】がん教育 | 〇全がん連加盟団体の分科会メンバーは、各分科会に参加。 〇全がん連加盟団体の分科会メンバー以外・加盟団体以外の方も、ご興味のある分科会にオブザーバーとして参加可能。 |
10:00~10:10 | 10 | 休憩 | |
10:10~11:10 | 60 | グループディスカッション2「分科会ごとのこれからすべきこと」 【1】がん政策 【2】ピアサポート 【3】がんサバイバーシップ 【4】緩和ケア 【5】がん教育 | 〇全がん連加盟団体の分科会メンバーは、分科会の今後の活動方針や計画などを議論。 〇全がん連加盟団体の分科会メンバー以外・加盟団体以外の方も、ご興味のある分科会にオブザーバーとして参加可能。 |
11:10~12:00 | 50 | ポスターセッション | |
12:00~13:00 | 60 | 昼食休憩 |
- 16日の午後は、医療費と高額薬剤の課題に関して学び、今後へ向けての議論を行います。
時間 | 分 | 内容 | 講師等 |
---|---|---|---|
13:00~14:30 | 90 | 講演「医療費と高額薬剤を考える~本当の『国民皆保険』を守るために」 | 五十嵐中氏(東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学特任教授) |
14:30~14:40 | 10 | 休憩 | |
14:40~16:10 | 90 | グループ・ディスカッション「医療費と高額薬剤を考える~本当の『国民皆保険』を守るために」 | 五十嵐中氏(東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学特任教授) |
16:10~16:25 | 15 | 本日のまとめ | |
16:25~16:30 | 5 | 閉会式 |
※やむを得ない事情により、講師や登壇者、プログラム内容が変更になる可能性がありますのでご了承ください。
▲がん患者学会2017(2017年12月開催/大阪国際がんセンターにて)
【2】「がん患者学会2018」参加団体募集要項
■「がん患者学会2018」開催の目的
- 全国のがん患者・家族の交流、支援を行っている患者団体や個人が、がん医療や患者・家族の支援に関する課題を学び、今後のより良い対策について議論すること
- 参加して得た知識や情報を、それぞれの団体での取り組みに反映し、国や各地域でのがん対策に活かしていくこと
■応募資格
- タイプA(患者団体より最大50団体 各団体から1人まで)
2日間の全日程に参加できること、分科会の5分野(プログラム参照)のいずれかに関する内容のポスター発表をすること(ポスター発表に関する抄録を事前に提出すること)
タイプB(患者団体より最大50団体、全がん連加盟団体は2人まで、それ以外は各団体1人まで)
どちらか1日以上参加できること、ポスター発表については希望者のみ(ポスター発表をする場合の内容はタイプAと同じで、事前にその抄録を提出すること)
タイプC(患者団体または個人より最大50名。患者団体からは最大50団体、各団体2人まで)
どちらか1日以上参加できること、ポスター発表については希望者のみ(ポスター発表をする場合の内容はタイプAと同じで、事前にその抄録を提出すること。なお、ポスター発表は団体からの参加者のみ) - がん患者と家族が主体となって構成される団体の代表、もしくは団体から推薦された会員であること、
もしくはがん患者支援に関わっているまたは関心のある個人であり、以下の項目を遵守できる方
【団体からご参加の方】
◯特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体は不可
◯特定の政治団体、宗教団体を支持する団体は不可
◯法人格の有無は問いませんが、定款、会則等が明確であること
◯直近1年以内に活動実績があること
【個人でご参加の方】
◯特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨することを目的としてがん患者支援に関わる個人ではないこと
◯特定の政治団体、宗教団体を支持することを目的としてがん患者支援に関わる個人ではないこと
◯直近1年以内に活動実績があること - 参加後に、得た知識や情報を各団体での取り組みに反映し、国や地域でのがん対策に活かすための活動を行えること
- 運営に関しての主催者の指示を守っていただくこと
※上記応募資格をお守りいただけない場合、参加取り消しや助成金の返還などを求める場合がありますので、ご了承ください。
■助成内容・応募方法
- タイプA(患者団体より最大50団体 各団体から1人まで)
旅費について、参加団体の所在地または参加者の所在地に基づき、下記のとおり一部助成します。
全日程[12月15日(土)12:30~18:30と12月16日(日)11:10~16:30]への参加が必須となります。地域 都道府県 助成金額 北海道 北海道 24,000円 東北 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島 29,000円 関東 群馬・栃木・茨城 16,000円 東京都 東京都 助成はありません 首都圏 埼玉・千葉・神奈川 5,000円 北信越 新潟・富山・石川・福井・山梨・長野 25,000円 東海 静岡・愛知・岐阜・三重 19,000円 関西 滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山 21,000円 中四国 岡山・広島・山口・島根・鳥取・愛媛・徳島・高知・香川 25,000円 九州 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島 25,000円 沖縄県 沖縄県 25,000円
※交通、宿泊の手配はご自身でお願いいたします。
※助成金額は各地拠点からの早割料金、パック料金などを基に算出しております。十分な助成ではありませんがご理解をお願いいたします。がん患者学会終了後にお振込みとさせて頂きます。 - タイプB(患者団体より最大50団体、全がん連加盟団体は2人まで、それ以外は各団体1人まで)
旅費について、参加団体の所在地または参加者の所在地に基づき、タイプAの半額(1,000円未満は切り捨て)を助成します。
12月15日(土)12:30~18:30または12月16日(日)11:10~16:30のどちらか1日以上の参加が必須となります。 - タイプC(患者団体または個人より最大50名。患者団体からは最大50団体、各団体2人まで)
旅費の助成はありません。
【タイプA・タイプB・タイプCの概要】
タイプ 募集人員 参加日数 ポスター発表 全がん連加盟団体の参加費 全がん連加盟団体への助成金 加盟団体以外の参加費 加盟団体以外への助成金 個人の参加費 個人への助成金 タイプA 50名 全日程 必須 なし 表の金額 2,000円 加盟団体の半額 2,000円 なし タイプB 50名 1日以上 希望者のみ なし 表の半額 2,000円 加盟団体の半額 2,000円 なし タイプC 50名 1日以上 希望者のみ(個人参加は発表不可) なし なし 2,000円 なし 2,000円 なし
■選考
- 募集期間 : 2018年10月24日(水)~11月10日(土)17時まで延長しました
- 提出先 : 全国がん患者団体連合会事務局へメールまたはFAXで申し込み
メール:office@zenganren.jp FAX:03-6683-2273 - 提出書類:申込書(全員)
タイプAはポスター抄録、タイプBとCでポスター発表希望者は抄録
がん患者学会2018申込書 - 主催団体と外部有識者で構成する選考委員会による選考を行い、結果は11月15日頃を目処にご連絡します。なお、応募多数になった場合、全国がん患者団体連合会の加盟団体を優先させて頂くことがあることをご了承ください。
■お問合せ先
一般社団法人全国がん患者団体連合会 がん患者学会事務局
〒234-0052 神奈川県横浜市港南区笹下2-1-12 小西屋事務所
office@zenganren.jp
▲がん患者学会2017(2017年12月開催/大阪国際がんセンターにて)
左より丹藤昌治氏(厚生労働省健康局がん・疾病対策課)、門田守人氏(地方独立行政法人堺市立病院機構)、桜井なおみ氏(一般社団法人CSRプロジェクト代表理事)