一般社団法人全国がん患者団体連合会(以下、全がん連)は、今年も「がん患者学会2017」を開催することとしました。全国各地の患者団体のみなさんにお集まりいただき、共に課題について学び、各地の取り組みを共有、議論しながらより良い対策を考える機会としたいと思っております。今年は、ポスターや口演での発表、分科会など参加型の新しいプログラムも企画いたしました。多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。

がん患者学会2016(国立がん研究センター・国際研究交流会館)

▲がん患者学会2016(国立がん研究センター・国際研究交流会館)

【1】「がん患者学会2017」プログラム

・日時 : 2017年12月16日(土)~17日(日)
・会場 : 大阪国際がんセンター(〒541-8567 大阪市中央区大手前3丁目1-69)
・対象 : がん患者・家族の交流、支援を行っている全国の患者団体
・会費 : 無料(旅費について一部助成)
・主催 : 一般社団法人全国がん患者団体連合会
・共催 : 特定非営利活動法人日本がん登録協議会

■12月16日(土)プログラム(会場:大会議室)

  • 国のがん対策推進基本計画、がんゲノム医療、がん登録などに基づく医療施設別データの見方などについて学び、今後へ向けての議論を行います。
時間内容講師等(敬称略)
10:00
~10:10
10オリエンテーション司会:松本陽子
10:10
~10:30
20第3期がん対策推進基本計画と都道府県がん対策推進計画丹藤昌治(厚生労働省健康局がん・疾病対策課)
10:30
~10:50
206年間がん対策推進協議会会長を務めて思うこと門田守人(地方独立行政法人堺市立病院機構)
10:50
~11:10
20患者の目から見た第3期がん対策推進基本計画桜井なおみ(前厚生労働省がん対策推進協議会委員/一般社団法人CSRプロジェクト代表理事)
10:10
~11:30
20パネルディスカッション丹藤昌治、門田守人、桜井なおみ
11:30
~12:30
60昼食休憩・受付
12:30
~12:50
20開会式
12:50
~13:30
40ゲノムを理解してがんと向き合う橋田亨(神戸市立医療センター中央市民病院院長補佐・薬剤部長)
13:30
~14:10
40がんゲノム医療の実際矢野聖二(金沢大学がん進展制御研究所腫瘍内科)
14:10
~14:30
20休憩
14:30
~15:10
40臨床試験とSCRUM-Japan土原一哉(国立がん研究センター先端医療開発センター)
15:10
~15:50
40遺伝の関わるがんとその支援体制金子景香(四国がんセンター遺伝性がん診療科)
15:50
~16:05
15休憩
16:05
~18:15
130J-CIP セミナー
「医療施設別データの見方:生存率や統計の基本と海外での事例紹介」
日本がん登録協議会と全国がん患者団体連合会との共催プログラムです
開会挨拶:猿木信裕(日本がん登録協議会理事長)
進行:天野慎介(一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン)、片山佳代子(神奈川県立がんセンター臨床研究所主任研究員)
(16:05
~16:45)
(40)講演1「施設別データを読み解くための統計的基礎知識~がんの生存率やデータのばらつきの考え方」伊藤ゆり(大阪国際がんセンターがん対策センター疫学統計部主任研究員)
(16:45
~17:25)
(40)講演2「英国における病院評価や施設別データ提示の事例紹介」森島敏隆(大阪国際がんセンターがん対策センター政策情報部リーダー)
(17:25
~17:40)
(15)休憩
(17:40
~18:15)
(35)講演1、講演2をふまえて全体ディスカッション
18:15
~18:30
151日目のまとめ

■12月17日(日)プログラム(会場:大会議室、中会議室1、中会議室2)

  • 17日の午前中は、昨年開催した「がん患者学会2016」参加者から要望の多かったテーマについて、参加団体の取り組みの事例を共有するとともに、今後へ向けての議論を行います。
時間内容講師等(敬称略)
8:50
~9:00
10オリエンテーション会場:大会議室
9:00
~9:30
30テーマ1
「緩和ケアについて」
◯進行:松本陽子
◯口演:内田絵子(特定非営利活動法人ブーゲンビリア)、轟浩美(認定非営利活動法人希望の会)
◯意見交換
9:30
~10:00
30テーマ2
「政策提言について」
◯進行:眞島喜幸
◯口演:眞島喜幸(特定非営利活動法人パンキャンジャパン)
◯意見交換
10:00
~10:30
30テーマ3
「ピアサポートについて」
◯進行:天野慎介
◯口演:花井美紀(特定非営利活動法人ミーネット)
◯意見交換
10:30
~10:50
20休憩
10:50
~11:20
30テーマ4
「がん教育について」
◯進行:三好綾
◯口演:中原美夏(特定非営利活動法人キャンサーサポート)、野田真記子(特定非営利活動法人がんサポートかごしま)
◯意見交換
11:20
~11:50
30テーマ5
「がんサバイバーシップについて」
◯進行:桜井なおみ
◯口演:鈴木牧子(がんを考える「ひいらぎの会」)、濱本満紀(特定非営利活動法人がんと共に生きる会)
◯意見交換
11:50
~12:00
10まとめ
12:00
~13:00
60昼食休憩
  • 17日の午後は、昨年開催した「がん患者学会2016」参加者から要望の多かったテーマについて、分科会形式で学び、今後へ向けての議論を行います。
時間内容と
講師等(敬称略)
内容と
講師等(敬称略)
内容と
講師等(敬称略)
13:00
~13:25
25ポスターセッション
(大会議室)
13:25
~15:05
100【分科会1(緩和ケア)】
(中会議室2)


◯講演「より良い緩和ケアのために取り組むべきこと」
池永昌之(淀川キリスト教病院緩和医療内科主任部長)

◯質疑応答とディスカッション
【分科会2(政策提言)】
(中会議室1)

◯講演「がん対策推進基本計画の死亡率減少目標について」
祖父江友孝(大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座環境医学)

◯質疑応答とディスカッション
【分科会3(がん教育)】
(大会議室)

◯講演「がん教育の現状と課題~子どもたちに伝えておきたいがんの知識」
若尾文彦(国立がん研究センターがん対策情報センター)

◯質疑応答とディスカッション
15:05
~15:20
15休憩
15:20
~17:00
100【分科会4(ピアサポート)】
(中会議室1)

◯講演「ピアサポート」
小川朝生(国立がん研究センター先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野)

◯質疑応答とディスカッション
【分科会5(がんサバイバーシップ)】
(中会議室2)

◯講演「子どもとして、人として、親としてのサバイバーシップ」
小澤美和(聖路加国際病院小児科)

◯質疑応答とディスカッション
17:00
~17:20
20休憩
17:20
~17:40
20各分科会からの報告
(大会議室)
17:40
~18:00
20閉会式
(大会議室)

※やむを得ない事情により、講師や登壇者、プログラム内容が変更になる可能性がありますのでご了承ください。

がん患者学会2016(国立がん研究センター・国際研究交流会館)

▲がん患者学会2016(国立がん研究センター・国際研究交流会館)

【2】「がん患者学会2017」参加団体募集要項

■「がん患者学会2017」開催の目的

  1. 全国のがん患者団体で活動している方が、がん医療や患者・家族の支援に関する課題を学び、今後のより良い対策について議論すること
  2. 参加して得た知識や情報を、それぞれの団体での取り組みに反映し、国や各地域でのがん対策に活かしていくこと

■応募資格

  1. タイプA(最大50団体 各団体から1人まで)
    2日間の全日程に参加できること、分科会の5分野(プログラム参照)のいずれかに関する内容のポスター発表をすること(事前に抄録を提出すること)
    タイプB(最大50団体、全がん連加盟団体は2人まで、それ以外は各団体1人まで)
    どちらか1日以上参加できること、希望者のみポスター発表(内容はタイプAと同じ、事前に抄録提出)
    タイプC(最大50団体、各団体2人まで)
    どちらか1日以上参加できること、希望者のみポスター発表(内容はタイプAと同じ、事前に抄録提出)
  2. がん患者と家族が主体となって構成される団体の代表、もしくは団体から推薦された会員であること
    ◯特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体は不可
    ◯特定の政治団体、宗教団体を支持する団体は不可
    ◯法人格の有無は問いませんが、定款、会則等が明確であること
    ◯直近1年以内に活動実績があること
  3. 参加後に、得た知識や情報を各団体での取り組みに反映し、国や地域でのがん対策に活かすための活動を行えること
  4. 運営に関しての主催者の指示を守っていただくこと

※上記応募資格をお守りいただけない場合、参加取り消しや助成金の返還などを求める場合がありますので、ご了承ください。

■助成内容・応募方法

  1. タイプA(最大50団体 各団体から1人まで)
    旅費について、参加団体の所在地に基づき、下記のとおり一部助成します。
    全日程[12月16日(土)12:30~18:30、12月17日(日)8:50~18:00]への参加が必須となります。
    地域都道府県助成金額
    北海道25.000 円
    東北青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島27,000 円
    関東群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・東京27,500 円
    北陸・甲信越新潟・富山・石川・福井・山梨・長野22,000 円
    東海静岡・愛知・岐阜・三重19,500 円
    関西大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山助成はありません
    中四国岡山・広島・山口・島根・鳥取・愛媛・徳島・高知・香川23,000 円
    九州福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島27,000 円
    沖縄 27,000 円

    ※交通、宿泊の手配はご自身でお願いいたします。
    ※事務局で会場近辺のホテルを確保しています。室数に限りがありますが、必要な場合はご相談ください。
    ※助成金額は各地拠点からの早割料金、パック料金などを基に算出しております。十分な助成ではありませんがご理解をお願いいたします。学会終了後にお振込みとさせて頂きます。
  2. タイプB(最大50団体、全がん連加盟団体は2人まで、それ以外は各団体1人まで)
    旅費について、参加団体の所在地に基づき、タイプAの半額(1,000円未満は切り捨て)を助成します。
    12月16日(土)12:30~18:30、12月17日(日)8:50~18:00のどちらか1日以上の参加が必須となります。
  3. タイプC(最大50団体、各団体2人まで)
    旅費の助成はありません。
  4. 全国がん患者団体連合会加盟団体への助成
    全国がん患者団体連合会加盟団体からの参加(タイプ A、B)については、参加にかかる費用への助成として上記金額に加え、5,000円を支給いたします(関西地域も含む)
    タイプ募集
    団体数
    参加
    日数
    抄録
    ポスター
    各団体からの
    参加可能人数
    (一般団体)
    各団体からの
    参加可能人数
    (加盟団体)
    助成金額
    (一般団体)
    助成金額
    (加盟団体)
    タイプA50団体全日程必須1名1名上記の表の金額上記の表の金額に加えて5,000円
    タイプB50団体1日以上希望者のみ1名2名上記の表の金額の半額上記の表の金額の半額に加えて5,000円
    タイプC50団体1日以上希望者のみ2名2名なしなし

■選考

  1. 募集期間 : 2017年10月28日(土)10時~11月14日(火)17時まで締切を延長しました。
  2. 提出先 : 全国がん患者団体連合会事務局へメールまたはFAXで申し込み
    メール:office@zenganren.jp FAX:03-6683-2273
  3. 提出書類:申込書(全員)
    タイプ A はポスター抄録、タイプ B と C でポスター発表希望者は抄録■申込書(タイプを選ぶ項目が抜けていましたので、11月8日に差し替えております。すでにご提出された方でタイプ種別が不明な方にはご連絡させて頂きます)
    がん患者学会2017申込書(タイプ追記)
  4. 追加募集については、選考委員会による選考を行い、結果は11月20日を目処にご連絡します。なお、応募多数になった場合、全国がん患者団体連合会加盟団体の参加を優先させて頂くことがあることをご了承ください。

■お問合せ先

一般社団法人全国がん患者団体連合会 がん患者学会事務局
東京都世田谷区中町2-21-12
なかまちNPOセンター内 office@zenganren.jp

がん患者学会2016(国立がん研究センター・国際研究交流会館)

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