一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)では平成28年5月23日付で、「がん対策基本法改正案の今国会での成立を求める要望活動」を改めて行いますので、お知らせいたします。

超党派議連「国会がん患者と家族の会」総会(平成27年6月16日)

▲超党派議連「国会がん患者と家族の会」総会(平成27年6月16日)

全がん連では、平成27年6月16日に「がん対策基本法に関する要望書」を超党派議連「国会がん患者と家族の会」に提出するとともに、同6月17日には同要望書を厚生労働大臣、厚生労働省健康局がん対策健康増進課長、厚生労働省がん対策推進協議会会長にも提出いたしました。

全国がん患者団体連合会による厚生労働省での記者会見(平成28年4月26日)

▲全国がん患者団体連合会による厚生労働省での記者会見(平成28年4月26日)

平成28年4月22日より実施された同議連による「がん対策基本法改正案」パブリックコメントの実施に際して、全がん連では声明「がん対策基本法改正案パブリックコメントの実施について」を公開しました。全がん連は同4月26日には厚生労働省にて記者会見を行うとともに、同5月2日には塩崎恭久厚生労働大臣と面談し、「がん対策基本法改正案の今国会での成立」「小児がん・難治がん・希少がんへの対策」「がん患者や家族に対する社会的支援」を求め、全がん連加盟団体並びにがんやその他の疾病団体からも連携とご支援をいただきつつ、要望をしてまいりました。また、私たちの要望活動に賛同をいただいたがん患者や家族の皆さまからは、パブリックコメントに対して多くの貴重なご意見をお寄せいただきました。

全国がん患者団体連合会による塩崎恭久・厚生労働大臣への申し入れ(平成28年5月2日)

▲全国がん患者団体連合会による塩崎恭久・厚生労働大臣への申し入れ(平成28年5月2日)

全国がん患者団体連合会、並びにがんやその他の疾病団体からの要望や、多くのがん患者や家族の皆さまからパブリックコメントへお寄せいただいたご意見を受け、平成28年5月17日に開催された超党派議連「国会がん患者と家族の会」総会では、「がん患者や家族に対する社会的支援」に関しては「がん患者に関する国民の理解が深められ、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること」を基本法改正案の基本理念に盛り込むこと、「小児がん・難治がん・希少がんへの対策」に関しては国のがん対策推進基本計画において重点的に検討することが決定され、「がん対策基本法改正案」が同議連で了承されました。これを受けて、同5月20日までに与野党各党での「がん対策基本法改正案」の党内了承手続きが完了しました。

超党派議連「国会がん患者と家族の会」総会(平成28年5月17日)

▲超党派議連「国会がん患者と家族の会」総会(平成28年5月17日)

与野党各党での党内手続きが完了したことを受けて、全国がん患者団体連合会では改めて、5月23日より全ての国会議員の皆さまに対して「がん対策基本法改正案の今国会での成立に関する要望活動」を行います。全国がん患者団体連合会執行部並びに各地の加盟団体より、国会議員の皆さまに下記内容の要望書を申し入れます。国会議員の皆さまにおかれましては、私たちの声に対してご理解とお力添えを賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

icon_pdf_03「がん対策基本法改正案」今国会での成立を求める要望について(PDF)(全国がん患者団体連合会)